鹿児島より竜愛を込めて

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与田監督について思う事

■僕の観てきた監督


1987年8月9日、当時野球のルールさえ知らず
知っているのは「ジャイアンツは強い」という事だけ。
それでも高校卒業したばかりの選手がプロ入り初登板で偉業を成し遂げた事はわかった。
「ノーヒットノーラン」という言葉がものすごく印象的だった。


それからいろいろ調べて
星野監督の魅力に惹かれました。
ジャイアンツに向かっていく姿勢。戦う姿勢。
怖いけどかっこいい監督でした。


高木監督、第二次星野監督、山田監督


そして落合監督


第二次高木監督、谷繁監督、森繁監督


そして与田監督


ドラゴンズが好きになってから様々な監督をみてきました。


■与田監督


与田監督の最大の特徴は「くじ運」。
根尾、石川昂を引き当てた右腕は今までのドラゴンズとは違う。
そう感じさせてくれました。


ただ采配の面で叩かれる事が多く残念に思います。
 スタメンを変えすぎ
 投手を早く代えすぎ
などがよく言われます。


個人的にはそこまで悪い監督だと思っていません。
選手にチャンスを良く与える監督なので
そういうのもありだと思っています。


また今季はOP戦が十分に出来なかったので
序盤はOP戦の延長と割り切っていた気がします。
そう考えるとあまり長く投げさせない継投や
より多くの選手にチャンスを与える采配も納得がいきます。


戦える形を作ってきた監督なので
来年も指揮を執って欲しいと思っています。


■監督を変える?


そもそも監督を換えたから強くなるかと言われればそんな事はありません。


もちろん強くなる場合もあります。
それは全権監督の場合です。星野監督や落合監督はそうでした。
選手やコーチの人事、ドラフト、外国人選手の獲得など全ての人事権を持っていました。


そのためには経済力が必要なのですが現在はそれは見込めません。


となると必要なのは「育成力」が重要となります。


落合監督の一年目は戦力補強ナシで優勝しましたが
これはあくまでも自分がみてない選手を勝手に解雇するな的な話で
次年度にはウッズを獲得しています。そもそも戦力が違います。


■育成力をもった監督


「育成力」と考えたときに与田監督が最も優れているんじゃないかとさえ思っています。
井領、武田、遠藤、溝脇、加藤
これらの言い方は悪いですが中途半端な選手を戦力として使える監督はそうはいませんよ。
特に井領&遠藤はもう30代です。
トレードにも出せませんし、パワプロやプロスピならさっさと解雇してしまっているでしょう。


投手はなんと言っても大野雄大を復活させた事。
これはホント大きいですし
期待外れ感の大きかった柳も独り立ちさせました。
松葉もそうです。福谷の先発転向も与田監督になってからです。


祖父江→福→R.マルティネスの必勝リレーも確定させました。


確かにチョンボはありましたが素晴らしい育成力をもった監督ですよ。


こんな監督に退陣論が出るなんて信じられません。


■退陣論を払拭するには?


そんな退陣論を払拭するためにも「優勝を目指せる力」を示す必要があります。


そのためにも今日からのジャイアンツ戦2勝1敗以上の成績を残す必要があります。
現在10.5ゲーム差となかなか厳しい数字が出ています。
3位タイガースとは2.0ゲーム差
2位ベイスターズとは2.5ゲーム差
なので早く2位に上がって首位争いをしなければいけません。


優勝するためにはこれ以上ジャイアンツと差を広げられない事が必須条件。
そしてゲーム差が大きいのでジャイアンツには連敗をしてもらわないといけません。
そのためには9勝無敗のエース菅野に黒星をつける事です。


対するのは5戦連続完投勝利中の大野雄大。
過去5試合の防御率は大野雄大1.00、菅野2.19なのでやや有利です。


ドラゴンズにとって、与田監督にとっても大きな意味を持つ試合です。


「完投」に拘らなくていい試合でしょう。